ノビタキ
2016年 05月 18日
昔に比べると、ゆっくり自然に浸ることが少なくなったように思う日々。
でも、ほんの少し、10分でも立ち止まって外に出てみれば
いつでも自然は変わらない季節の営みを続けています。
今年は僕が八島湿原に来て10年目。
ノビタキの飛び立つちょっとしたしぐさとか
毎年同じところに出てくる草花の新芽とか
そういった些細な風景にも、過去の思い出が蘇ったりして
(例えば初めてノビタキの顔と名前を覚えた頃は
どんな気持ちで過ごしていたかなーなんて思ったり)
それなりに歳を重ねてしまったことを実感するのです。
人は常に成長すること、一箇所にとどまらないことを意識しがちですが
自然のゆるやかに繰り返される営みを見ていると、もっと大切なことがあるような気がして
ついつい怠け者人間へと戻ってしまうのが、小屋番の悪い癖だったりします 笑。
by yumitsui
| 2016-05-18 22:40
| 自然