9月8日 湿原の水の行方
2010年 09月 08日
八島湿原の水はヒュッテみさやまの前から、観音沢となって山を下っていきます。
この観音沢周辺の森は古くからの原生的な自然を残し、諏訪大社下社の御柱の伐採地としても有名です。
湿原から2時間もあればたっぷり楽しめるので時々足を運ぶ場所。
特にこれからは、ミズナラやカエデなどの落葉樹の紅葉が楽しめます。
紅葉のピークは10月。今から散策が待ち遠しいです。
さて、この観音沢に沿うように八島湿原と下諏訪町を結ぶ旧道があります。
八島湿原から町に行くときはいつも通る道で、それを下りきったところが大平。
大平は営林署の詰め所などがあり、現在の御柱祭の出発点です。
こんな趣のある建物も・・・。何に使われていた(いる)建物でしょうか。
ここから少し先が萩倉の集落、山に囲まれてのどかな農村の風景が広がります。
昔の人はここから八島湿原へと牛馬の飼料確保のため草刈りに出かけていました。
美しい稲穂の風景も、山から下る水があってこそ・・・。
また、萩倉はその昔、製糸工場があって養蚕も行われたそうです。
湿原の水はこの集落を過ぎると、「落合」という場所で砥沢川と合流します。 落合には諏訪地域最初の発電所があり、明治33年に運行を開始。
豊富な水量で人々の生活と諏訪盆地の工業発展を支えてきました。
ここから先、水は砥川の流れとなって下諏訪町を通り諏訪湖へ・・・。
水は下流へと流れ下る過程に色々な形で
人々の生活に寄与しています。
そして、その最上流部に暮らすのが、私たちヒュッテみさやま。
毎年、晩夏・初秋は沢の水が減り、ヒュッテの湧き水不足もちょっと心配しながら
散策のお客様に水を提供すべきかすべきでないかなどの議論が交わされます。
切実に水を大切にしなければいけない場所なわけで。
でも、だからこそ工夫する楽しみが生まれてきます。
たとえば、登山のお客様の手洗いや、掃除用水などの中水道には
雨水をためて使うシステムなど面白いかもしれません。
そういう持続的な生活のヒントがたくさん詰まっている
シャロムヒュッテの臼井さんは言っていました。
問題があるって事はそれを解決する楽しみもまた大きい・・・と。
ヒュッテはこれから、まだまだ発展途上です。
湿原から2時間もあればたっぷり楽しめるので時々足を運ぶ場所。
特にこれからは、ミズナラやカエデなどの落葉樹の紅葉が楽しめます。
紅葉のピークは10月。今から散策が待ち遠しいです。
さて、この観音沢に沿うように八島湿原と下諏訪町を結ぶ旧道があります。
八島湿原から町に行くときはいつも通る道で、それを下りきったところが大平。
こんな趣のある建物も・・・。何に使われていた(いる)建物でしょうか。
ここから少し先が萩倉の集落、山に囲まれてのどかな農村の風景が広がります。
昔の人はここから八島湿原へと牛馬の飼料確保のため草刈りに出かけていました。
美しい稲穂の風景も、山から下る水があってこそ・・・。
湿原の水はこの集落を過ぎると、「落合」という場所で砥沢川と合流します。
豊富な水量で人々の生活と諏訪盆地の工業発展を支えてきました。
ここから先、水は砥川の流れとなって下諏訪町を通り諏訪湖へ・・・。
水は下流へと流れ下る過程に色々な形で
人々の生活に寄与しています。
そして、その最上流部に暮らすのが、私たちヒュッテみさやま。
毎年、晩夏・初秋は沢の水が減り、ヒュッテの湧き水不足もちょっと心配しながら
散策のお客様に水を提供すべきかすべきでないかなどの議論が交わされます。
切実に水を大切にしなければいけない場所なわけで。
でも、だからこそ工夫する楽しみが生まれてきます。
たとえば、登山のお客様の手洗いや、掃除用水などの中水道には
雨水をためて使うシステムなど面白いかもしれません。
そういう持続的な生活のヒントがたくさん詰まっている
シャロムヒュッテの臼井さんは言っていました。
問題があるって事はそれを解決する楽しみもまた大きい・・・と。
ヒュッテはこれから、まだまだ発展途上です。
by yumitsui
| 2010-09-08 23:15
| 自然