ピースボート災害復興支援に参加してきました@石巻
2011年 11月 28日
11月18日から11月26日までの一週間、ピースボート災害ボランティアセンターの活動に参加して、宮城県石巻市へ行ってきました。
震災から8ヶ月がたった今、目に見える支援から目には見えない支援へ。
物資の配給や瓦礫の撤去だけではなく、復興してきた漁業支援やコミュニティ支援、心のケアに至るまでボランティア活動の幅が広がっています。冬の厳しい寒さもあってボランティアの数は減ってきていますが、まだまだ求められていることはたくさんあります。是非、お時間のある方は現地へ行くことをオススメ(お願い)します。ピースボートの活動はよく組織化されてチームワークもよくオススメです。でも人不足・・・!
以下報告です。
私たちのチームはピースボートの発行する仮設新聞を携えて、仮設住宅を訪問してお話を聴くことをメインとした活動でした。なぜそんなことをするかというと、阪神淡路大震災のときに仮設住宅で一人暮らしをしていたお年寄りが亡くなっても気がつかなかったり、時には自ら命を絶つ方もいたということで問題となりました。
そうした「孤独死を防ぐ」ということが一つの目的でもありますが、実際に参加してみるとその他にもたくさんの意義がつまっている活動でした。
トップの写真は自治会がきちんと組織された仮設団地ですが、住宅全体の雰囲気がとても明るい。
この日も、朝からお茶会が集会所で行われていて、たくさんの人が外に出ていました。
子供さんたちはサッカーや縄跳びをしていて近所のおばちゃんが一緒に見守っている・・・、
あるメンバーが団地の人だと思って話していると、団地の外の方だったりする・・・。
回覧板もあって仮設団地の中と外で、横のつながりが出来てくる・・・。
ある程度、こういう状態が築ければ、ボランティアの役割も小さくなるように思います。
一方で、たくさんの仮設住宅の中には孤立していて集会所もあまり使っていないところもたくさんありました。
そうしたところで、一人きりのお年寄りなどはやはり孤独に陥りやすいですし、買い物や病院へも行く手段に困っていたりします。ピースボートではこうした方々とお話しすることで、元気と笑顔を届け、必要があれば買い物などに無料送迎を行う団体を紹介したり、行政の情報を伝えたりして、被災者と各団体を結ぶ橋渡し役ともなっていました。
毎日、班ごとに報告書をまとめ全体の会議で報告しあいます。
どうしたら、より多くの人たちの助けとなって喜びを伝えることが出来るのか、
たくさんの被災者の方々と話すうちに、個人個人だんだん熱が入ってきて、
一週間終わる頃には、皆それぞれの想いを語ることで
チーム全体の気持ちを高めあうという、素敵な空気が生まれていました。
こちらは被災した洋服屋さんが開いたカフェ。
ピースボートの宿泊場所の目の前にありました。
音楽が温かく、おいしい珈琲。
今年「ラビラビ」などのアーティストがきて演奏したとの事。
ご主人さん、おかあさん、ありがとう。
曽良と芭蕉、石川啄木、宮沢賢治、新田次郎など、たくさんの文人が訪れた日和山周辺。
大きな悲しみをもたらした自然も今は穏やかな日常を取り戻しています。
一刻も早く石巻をはじめ東北の被災地が復興して、町全体に喜びが溢れることを祈っています。
物資の配給や瓦礫の撤去だけではなく、復興してきた漁業支援やコミュニティ支援、心のケアに至るまでボランティア活動の幅が広がっています。冬の厳しい寒さもあってボランティアの数は減ってきていますが、まだまだ求められていることはたくさんあります。是非、お時間のある方は現地へ行くことをオススメ(お願い)します。ピースボートの活動はよく組織化されてチームワークもよくオススメです。でも人不足・・・!
以下報告です。
私たちのチームはピースボートの発行する仮設新聞を携えて、仮設住宅を訪問してお話を聴くことをメインとした活動でした。なぜそんなことをするかというと、阪神淡路大震災のときに仮設住宅で一人暮らしをしていたお年寄りが亡くなっても気がつかなかったり、時には自ら命を絶つ方もいたということで問題となりました。
そうした「孤独死を防ぐ」ということが一つの目的でもありますが、実際に参加してみるとその他にもたくさんの意義がつまっている活動でした。
トップの写真は自治会がきちんと組織された仮設団地ですが、住宅全体の雰囲気がとても明るい。
この日も、朝からお茶会が集会所で行われていて、たくさんの人が外に出ていました。
子供さんたちはサッカーや縄跳びをしていて近所のおばちゃんが一緒に見守っている・・・、
あるメンバーが団地の人だと思って話していると、団地の外の方だったりする・・・。
回覧板もあって仮設団地の中と外で、横のつながりが出来てくる・・・。
ある程度、こういう状態が築ければ、ボランティアの役割も小さくなるように思います。
一方で、たくさんの仮設住宅の中には孤立していて集会所もあまり使っていないところもたくさんありました。
そうしたところで、一人きりのお年寄りなどはやはり孤独に陥りやすいですし、買い物や病院へも行く手段に困っていたりします。ピースボートではこうした方々とお話しすることで、元気と笑顔を届け、必要があれば買い物などに無料送迎を行う団体を紹介したり、行政の情報を伝えたりして、被災者と各団体を結ぶ橋渡し役ともなっていました。
どうしたら、より多くの人たちの助けとなって喜びを伝えることが出来るのか、
たくさんの被災者の方々と話すうちに、個人個人だんだん熱が入ってきて、
一週間終わる頃には、皆それぞれの想いを語ることで
チーム全体の気持ちを高めあうという、素敵な空気が生まれていました。
ピースボートの宿泊場所の目の前にありました。
音楽が温かく、おいしい珈琲。
今年「ラビラビ」などのアーティストがきて演奏したとの事。
ご主人さん、おかあさん、ありがとう。
曽良と芭蕉、石川啄木、宮沢賢治、新田次郎など、たくさんの文人が訪れた日和山周辺。
大きな悲しみをもたらした自然も今は穏やかな日常を取り戻しています。
一刻も早く石巻をはじめ東北の被災地が復興して、町全体に喜びが溢れることを祈っています。
by yumitsui
| 2011-11-28 10:47
| 日々の出来事